1 平成筑豊鉄道株式会社 河合賢一
第3セクター鉄道におけるコロナウイルスの対応
くらしの足、そして観光を担う第3セクター鉄道はコロナで大きな影響を受けた、その中で出資者でもある自治体とのやりとりで何とか地域の足を残すための平成筑豊鉄道(福岡県)の取組を報告します。
2 (一社)全国子育てタクシー協会 大野慶太
コロナ禍中のタクシー会社向け研修の挑戦!
感染対策として、地方自治体が妊婦向けタクシー券を発行する動きが活発になる中、子育てタクシーのスキルアップの為の研修を止める訳にはいきません。陣痛送迎向けドライバー研修等、コロナ禍での全国子育てタクシー協会のオンライン研修の挑戦をご紹介します。
3 豊岡スマートコミュニティ推進機構/株式会社トラフィックブレイン 野津直樹
演劇祭モビリティから始まるスマートコミュニティの挑戦
今年5月、「疎」の可能性に着目しつつ、非効率と弱点をテクノロジーでカバーする「スマートコミュニティ」実現を目的とした「豊岡スマートコミュニティ推進機構(TSC)」を設立しました。「疎」な環境下で人々がフラットに繋がるネットワークを作るには、多様な交通手段の組合せが重要です。今回は、コロナ禍の中で先月開催した豊岡演劇祭2020での実験的な取組と、今後それらを市民生活のアップデートに繋げる意気込みについて話します。
4 柴田秀一郎
バス停写真家として世に問いたいこと
5 標準的なバス情報フォーマット広め隊/日本バス情報協会(仮)設立準備会 西澤明
標準的なバス情報フォーマット(GTFS-JP)の普及状況
標準的なバス情報フォーマット(GTFS-JP)はバスの利用や運営を高度化するデータです。GTFSによる公共交通オープンデータは270事業者・市町村を超え、最近では大規模な公営バスに広まり、リアルタイムデータも公開されるようになっています。普及にはGTFSを作成できる無償のツールや作成したGTFSを確認できるGTFS Viewerが貢献しています。また、普及活動を一層進めるため、日本バス情報協会(仮)の設立を準備しています。
6 一般社団法人 運輸デジタルビジネス協議会 鈴木久夫
地域型MaaSによる持続可能なくらしの足の実現
運輸業界とICTなど多様な業種のサポート企業、149社が連携しデジタルテクノロジーを利用して運輸業界を安心・安全・エコロジーな社会基盤に変革し、業界・社会 に貢献することを目的に活動しています。今回は「地域型MaaS」グループをご紹介します。
住民の意見を反映し地域の交通政策を含めて検討、テクノロジーを活用した行動分析を長野市で予定。路線やダイヤ、キャッシュレスなどへの利用者の声を集め改善に活かします。
7 株式会社NTTドコモ 中嶋育夫
移動課題の解決に向けた二次交通の充実、高度化の取組について
日本各地における移動課題の解決には、二次交通、ラストワンマイルの充実が重要と考え、ドコモは移動需要と移動手段の最適マッチングを実現する「AI運行バス」を2019年4月にサービス開始いたしました。生産性の高い交通や外出機会の創出、共助交通の実現の可能性、これまでの導入事例の一部についてご紹介いたします。
8 特定非営利活動法人 ITS Japan 大月誠
地域モビリティサービス事例から始めるデータ利活用
ITS Japanでは、交通課題の解決を通じた社会課題解決に取り組んでいます。
さらに、人々のニーズ、技術、プレーヤの力などをうまく組み合わせた「統合的移動サービス」を実現することで、地域と都市のモビリティ再生、コミュニティ再構築、持続的地域社会づくりにつなぎたいという活動を進めています。
その中で、多様な地域データを活用した小さなモビリティサービス実証の意義と、関連活動からの気づきを報告させていただきます。
9 東京交通新聞社企画PP部 竹ノ内博美
第2の人生をタクシードライバーで!
(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会とハイヤー・タクシー業高齢者雇用推進委員会が編集した冊子「高齢者の活躍に向けたガイドライン~公共交通機関として安全・安心輸送のために~」(高齢・障害・求職者雇用支援機構委託事業)を紹介。「経験豊富」「思いやり」「人生経験による忍耐強さ」といった高齢乗務員ならではの強みを生かしつつ安全輸送を確保するためのポイントが盛り込まれています。
10 一般社団法人日本カーシェアリング協会 垣内雅仁
『支え合う地域づくりのカーシェア』と『災害時の無料レンタカー支援』
地域で車をシェアして、移動支援や楽しいお出かけを行う『コミュニティ・カーシェアリング』が東日本震災後の石巻市で始まり、今は県外の様々な地域でも少しずつ広がりをみせています。災害時に被災者へ車を一定期間無料で貸し出す支援活動も災害がある度に対応を続けており、今年は令和元年7月豪雨でも支援活動を行っています。寄付で車を集めて取り組むそれらの活動の概要と各地で実施するための自治体との連携についてご紹介します。
11 仏向ふれあいワゴン(横浜市仏向地域ケアプラザ) 中村美奈
走る小さな居場所 仏向ふれあいワゴン ~地域の夢の実現に向けて~
「仏向ふれあいワゴン」は地域住民が主体となって運営するお買い物支援です。山坂が多く公共交通機関の少ない仏向地区で、高齢者の困り事は「通院」「買物(特に荷物を持って坂道を上る帰り道)」。移動の課題が1、2位を占めます。そこで、地域の課題は地域で解決!と仏向地区社会福祉協議会が立ち上がり、仏向地区連合町内会がバックアップ、仏向地域ケアプラザが事務局として支援して、ALL仏向で立ち上がった移動支援です。
12 くらしの足フォーラム実行委員からのお願い 大石信太郎(実行委員)
「乗合タクシー」「自家用有償旅客運送」の呼び名に関する意見募集
「乗合タクシー」「自家用有償旅客運送」の『呼び名』について意見を募集します。
☆運送の担い手や市町村等の方々が、より言いやすくなるような呼び名を見つけたいです。(取組地域ごとに決められる“愛称”ではありません。)
☆候補から良いと思う呼び名とその理由を教えてください。
※他にもっと良い呼び名がある、という方も、ぜひ教えてください!
例年、「くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」では、各地での取り組みを参加者に知っていただくためにポスターセッションを行ってきました。今回はオンライン開催であるため、それぞれの取り組みを広く発信する場として「ショートプレゼン」の時間を設けます。
申し込み受け付けは終了致しました。